2016年5月22日日曜日

流れの良さ

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という即興演奏ワークショップを主催しておりますが、もう15年ぐらい。なってるハウスも15周年、SXQも15周年。この当時はわりと自分も周囲も躁状態でいろいろなことが薮から棒にはじまった…という時期だったようで。

蛇口を全開にしてじゃあじゃあ流さないと詰まってしまう水道管や、フルスロットルでアイドリングしないとエンストしてしまうエンジン、というのはやはりどこか具合が悪いと思うのですが、即興ワークショップや即興ライブで時々似たような印象をうけるときがあります。すなわち、目一杯演奏してないと不安、という状態。よくコンポジションされた曲だとそういう心配はありませんので安心して演奏そのものに取り組める…かというと、必ずしもそうではないのではないかな。どこか基本的なところに問題がありそうな気がする。
何が、とは言えませんが、なにかの「流れ」を良くすれば、細い流れでも太い流れでもその流れは生き生きとして詰まったり淀んだりということはない。ほぼ無音の状態でも何かがずっと流れている。そういうところをちょっと意識したらもっと充実するのかもしれない。 

追記
「聴こえない音」を意識にのぼらせることができれば(「聴こえない音」はじっさいに音量がすごく小さい、という場合もあるし、意識下の音である、という場合もある)演奏の次元はぐっと複雑になり、「場」を構築することができるかもしれない。

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