2016年11月9日水曜日

即興演奏ワークショップ「新・即興の日」やります

即興演奏ワークショップ「新・即興の日」

 あれこれ思い悩む前にまず集まって実際に音を出してみる、という会。経験不問。見るだけもOK。
参加料1000円+オーダー   START14:00  
ホスト:松本健一・林隆史
会場:入谷 なってるハウス

今後の予定
11月12日(土)14:00〜
12月10日(土)14:00〜

2017年は
1月14日(土)14:00〜


ということで、よろしくお願いします。やってます。お待ちしてます。

名曲悪口事典  ベートーヴェン以降の名曲悪評集」という、音楽理論家としても知られる、ニコラス・スロニムスキーの本を読んでたら、バルトークの何かの曲について、「2人のバイオリン奏者が即興をやり合ってるに過ぎない」みたいな表現(もう本を図書館に返却しちゃったので正確に引用できずすいません)があり、即興をすごくネガティヴな代名詞として使われている例ですね、そういうのがあって。もちろんこれはスロニムスキーがそういってるんじゃなくて、当時の評論家が現在では名曲として知られている曲についてこき下ろしてる文章を沢山集めたものの一部なのですが。しかし、たしかに即興をそのように理解している人も多いと思います。私自身も半信半疑と言う面あります。というか、まあ、即興には(即興に限らずどんな手法でも)良い面も悪い面もありますけど、なぜ私が即興を好んで演じるかというと、ほとんど、そこにしか現れようの無い瞬間があり、まさにそれを求めているから、なのですね。で、それは録音して保存できるような場合もあるけど、録音して聴いてもなんじゃコリャみたいな場合も多くて。 なので、誰かの演奏に居合わせてて、即興で素晴らしいことしているの見ると、ほんとにトクしたなあと思うのです。

ただ、素晴らしい即興に出会うときと言うのは、聞く側もまあのめり込むというか、巻き込まれているような状態になるというのか、たんなる聴取とは違うところが働いてる気もするんですよね。単なる聴取ということなら作曲されたものの方が楽しめるかもしれない。そんなわけで、てっとりばやく巻き込まれるためには踊らにゃソンソンではないけど、参加してみるとよろしいのではないでしょうか…。そう考えてみると、即興ワークショップは即興演奏の「練習」ではなくて常に本番であり、演奏の経験という面もあるけど、聴取の経験としても有効なんだと思います。相対してお行儀よく「鑑賞」するという行為からはほど遠いですけど。

0 件のコメント:

コメントを投稿