2015年5月27日水曜日

続々・ソロ音源

ちょっと前まで、録音というものを軽視…、ではないけど、「ごまかしのきくもの」あるいは、収録からマスタリングにいたる過程を一種の糊塗とか改変するという作業であると心得ていた気があります。一面ではそうなんだろうけど。実演を重視しすぎていたのか。もちろん、ナマが良いというのは動きませんが。というわけで、ソロもライブも、さしあたり96k/24bit非圧縮の高レゾリューションで、デジタル的な加工編集は一切行わない(のが理想ですがどうしてもどこかに入ってくるけど)でなるべくそのままで配布できると良いかな、と考えていまして、このさい各楽器のバランスとか?曲が長過ぎる短すぎる?無視で(なんかいつも極端)「音が鳴ってる」その不思議みたいなのを味わってもらいたいなあ、と。参考までにハイレゾリューションオーディオについて。
ハイレゾリューションオーディオとは?

とはいえ、 96k/24bitなど、今や普通のコンパクトレコーダーですでに採用されており、誰でも録れます。問題は入口ね。マイクとマイクアンプ。これがバカみたいに高い!高級機は。楽器並み。不思議なもんで、楽器だと20万?フツー、って思うけど、マイク一本20万っていわれたら回れ右。失礼しました。という感じ。でも違いは歴然なんだよな〜。というわけで、私は値段の割には音が好みの某格安機材メーカーのマイクとプリアンプを愛用しております。まあまあ、だと思います。で、これ以上目に見えて、良い!という違いの分かるような機材は突然予算ン十万アップ。
まあ、そこらへんは機材とか技術の話ですが、結局は哲学ね。なにを作りたいのかな。うまく聞きやすくバランスよく、という話ならまた話は変わってきます。 前段でふれましたが、「音が鳴ってる」その不思議さ。これが人類がえんえんとこのささやかな趣味を楽しんできた理由なんじゃないだろうか。そこに焦点をあてるのならば、やはりバランスや構成はともかく、音が出る瞬間のゾクッとする感じとかを最大限に大事にしたい。となるとどんどんハイエンドオーディオ宗教になっていき、お布施の額もつり上がっていきますが。でも実際、カネがあるんだったら思いっきりカネをつぎ込みたいです。ないので、自分で出しているという。しかし、「無農薬有機栽培」とかとだんだん話が似てきて面白いですね。最終的には自分の畑で穫れたキュウリがうまい!みたいな…

0 件のコメント:

コメントを投稿