2013年8月29日木曜日

俺の投げ銭ライブ

「漂流(さすらい)duoライブ」は一番最初から投げ銭ライブだった。
当時は「投げ銭」がはたして良いことなのかどうかも分からなかった。やったことがなかった訳ではないが、自分なりにはチャージシステムというものには疑問を抱いてはいたのだが、それを解決する手段として「投げ銭」は検討した事もなかった、かもしれない。
私がチャージシステムに対して抱く疑問は、どうやって音楽演奏に値段を付けるのか…?、これにつきる。1000円のライブより2000円のライブのほうが2倍感動的か??それは分からない。ソロで2000円ということもあるのに、ビッグバンドでもせいぜい3000円てとこ?もっとも、人数とチャージを比例させたりしたら、ビッグバンドのチャージは天文学的お値段となってしまう。
投げ銭ライブの場合、値段は聞き手が決める事ができる。一般的な相場を知りたがる人も多いし、投げ銭はいくら入れていいのか見当がつかないから苦手、という人だっている。しかし、そもそも音楽に一般的な値段をつけることは不可能なので、これはもう、聞き手自身の主体性や、実際どのくらいの額を自由に使えるのか、といった現実的な制約、そのなかで値踏みする行為もひとつのエンターテイメント、というか,楽しみの中に入れて頂ければ、と思う。

(つづく)

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